探究学習は新しい分野なので、先生方も生徒の皆さんも手探りの部分があると思います。その中で、探究アドバイザーにとって最も大事なことは、生徒の皆さんが、頭の中を整理し、順序立てて物事を考えられるようにすることです。最初から正解を示すことではなく、生徒さんとの対話を繰り返しながら生徒さん自身が何をしたいのかを自分たちで気づいてもらえるよう導くことだと認識しています。ティーチングやコーチングではなく、サポーターとしての役割を常に意識して、これからも探究学習の支援をしていきたいと考えています。

本校では、地元企業や団体と連携して探究学習を進めています。探究を推進する教員と外部アドバイザーが連携して授業を実施しています。
テーマ設定、仮設の立案、検証を進めていく過程では、一人一人の生徒の変化を感じ取る場面が多くありました。外部の探究アドバイザーは、生徒の考えをファシリテートしてくださり、生徒は大切な事柄を理解し、新しい課題を見つけ出すことができています。そのことで、自己の進路実現に真剣に向き合う力も高まっているようです。
TEPROの登録団体を利用することで、団体から多くのサポーターを紹介いただいたり、教員への研修会も開催してもらう等、さまざまな支援をいただき、とても有難く思っています。