TEPRO Supporter Bank / 企業・団体サポーター活動事例紹介

SDGsと世界情勢

グローバル

特定非営利活動法人
フリー・ザ・チルドレン・ジャパン
世田谷区立瀬田小学校せたがやくりつせたしょうがっこう

エスディージーズと世界情勢の写真

SDGsエスディージーズと世界の情勢を学びながら、子どもたちが社会問題に取り組む力を育てます

フリー・ザ・チルドレン・ジャパンの出前授業

子どもたちには、変化を起こす力があります。フリー・ザ・チルドレン・ジャパンでは、 「持続可能な社会の創り手となること」「変化を起こすきっかけを生み出すこと」を意識した、「社会問題理解」+「アクションを考える」を基本の形とした出前授業を実施しており、授業をできるだけ楽しくハッとしていただける参加型のプログラムで構成しています。
瀬田小学校では、SDGsはエスディージーズは知っているけど、なぜその目標ができたのか?身近なテーマを元に、世界のデータマップを一緒につくるゲームを通して、世界の格差について学び、自分たちに出来ることを考えてもらいました。1つ1つの解説もクイズ形式にしたり、厳しい社会の現状を伝えるときは、スタッフが海外の支援先で出会った子どもの話をしたりと、数字や文字を超えたリアルを伝えられる工夫を凝らしています。

世界の状況を説明の写真

世界の状況を説明

活動を通して

瀬田小学校では、総合学習の一環として、2学期からSDGsエスディージーズについて調べ学習を行い、3学期には自分たちにできることを考える授業を実施しています。その際、『一緒に取り組めることはないでしょうか』というご相談をいただき、先生と授業を一緒に作り上げました。
社会問題について、調べ学習で終わらずに、自分事にしてもらいたいという熱い想いがあります。授業では、知識を伝えるだけでなく、多くの問いかけを行い、子どもたちに疑問を生み出せるよう意識して実施しました。
子どもたちは、積極的に手を挙げて発言し、ワークにも楽しみながら熱心に取り組んでくれました。世界の現状と自分の知識との差に驚きの声を上げたり、児童労働に従事している子どもの話では、誰一人目もそらさず真剣に聴いてくれたりと、ファシリテーターとしても子どもたちに引き込まれる、あっという間の2コマの授業でした。

出野さん・板倉さんの写真

出野さん・板倉さん

校長先生から一言

授業に参加した5年生には、様々な個性を持つ子どもたちがいます。お互いの良さや違いを認め合いながら、よりよいものを作っていく取り組みを進めてきた学年です。
今回は、そのような子どもたちの視野を、日常のクラス・学年・学校から世界に広げる目的で、フリー・ザ・チルドレン・ジャパン様に授業をお願いしました。出野様ご自身の体験を踏まえた講義に目を輝かせ、前のめりで聞いている子どもたちの表情から、本日の授業が普段の授業では得られない気づきや、主体的に物事を考えるきっかけになったのだと感じ、嬉しく思っています。
本校では現在、校舎の建て替えを行っています。新校舎でも積極的にゲストティーチャーをお招きし、子どもたちだけでなく、保護者の皆様にも授業にご参加いただける機会を増やしていきたいと考えています。

日高校長先生の写真

日高校長先生

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